top of page

Manuscript -2022-

Project | 1

 

Effects of Radiofrequency Catheter Ablation on Cardiac Reserve Using Preload Stress Echocardiography in Paroxysmal and Persistent Atrial Fibrillation.  Am J Cardiol 2022.

 徳島大学お家芸,心エコー図検査中に前負荷を非侵襲的に増やすpreload stress echocardiographyを使って左室収縮予備能を評価し,心房細動アブレーション治療前後の心機能変化を詳細に検討した論文です.大学院生の石井先生が神奈川県から通信教育+コロナ禍の合間を縫って大学に来てくれ,4年がかりで完成させた思い出深い研究となりました.

 当初はアブレーション後に心機能が分かりやすく改善するのかなと思っていたのですがそんなことは無く,幾つかの解析を検討した結果,最終的には心房細動の合併症をまとめたスコアであるCHADSスコアで分類しました.スコアが高いと心機能改善が乏しく,スコアが低いと心機能改善効果がある,という結果でした.洞調律維持だけでなく,スコアの低い段階から介入したほうが,心機能改善効果も得られるので良いのかもしれません.

 久々の前向き多施設研究をまとめるにあたって,共同研究先の神戸大学とも連携し,良いデータが得られたと思います.多施設で実施する一番の強みは「外的妥当性」が確認できることですよね.ついにpreload stress echocardiography初の多施設研究結果が出ましたので,これからこの技術も広めていきたいところです.

Project | 2

 

Project | 3

 

Project | 4

 

bottom of page