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Manuscript -2014-2-

Project |08

 

Project |08 Prognostic Value of RV Function Before

and After Lung Transplantation.  JACC Cardiovasc Img. 2014; 7: 1085-1094.

久々のJACC Cardiovasc Img誌掲載論文.肺移植前後の心機能指標,特に右心機能について注目して検討を行ったところ,肺移植後の右心機能が改善する症例は予後が良く,悪化する症例は予後が悪いことを示した論文です.

 

最初からJACC Cardiovasc Imgに投稿したところ,denovo submission(再提出,大幅書き直しが必要な時に言われることが多い).でもそんなに返答に困るようなものは無かったのでさっさと修正して再提出したところ1週間ほどでacceptの返事が.どうやらassociate editorの判断で受理された模様.Reviewerに回らずに受理されるケースが,denovoでもあるんだなーと思いました.

 

実はこの研究,学会で一度も発表しないまま論文になりました.こんなこともあるんだなーということが続いたケースです.留学中に唯一,corresponding authorの先生が「correspondingになったら?」と聞いてくれましたが,留学中ということもあるので,丁寧にお断りしたこともいい思い出です.また,CME creditに選ばれたため,初の英語症例問題も作りました.しかし正解率が悪い様子...あまりいい問題でないのかなぁ...

Project |09

 

Project |09 Incremental prognostic value of left ventricular global longitudinal strain in patients with aortic stenosis and preserved ejection fraction. Circ Cardiovasc Imaging. 2014;7:938-45.
 
MR,ARの予後研究に続く,ASの予後を評価した論文で,Circ Img 3部作(笑)のトリを務める研究です.ASの予後をみた研究は多くあり,左室心筋ストレイン値を用いた研究もヨーロッパやら日本やらから出ていたこともあり,苦戦が予想はされましたが,なんとかタイミング的に早く出せたのでほっとした論文です.
 
また,今まで1st authorで書いた研究では唯一,データ解析に関わらなかった論文です.ストレイン解析のみ行ってデータをPIの先生に提出し,出来あがってきたtableとfigureから本文を作成しました.その後は返事の際のNRI算出方法を教えたりしたくらいで,reviewer,editorとのやりとりはPIの先生が全て行って頂きました(比較的楽でした).
 
Reviewer&editorとstat reviewerの言うことが違うということにも遭遇しました.EditorがNRIを入れろというので入れると,stat reviewerは除けと言い,editorが言ったから,,,と返事をすると,editorが手のひら返しで,適切にstat reviewerに答えないと落とすぞとか言い出した,やれやれ感のあるやりとりがありました.正直,メインで受け答えをしてなくてよかったと思いました.
Project |10

 

Project |10 Regurgitant Volume Informs Rate of

Progressive Cardiac Dysfunction in Asymptomatic Patients With Chronic Aortic or Mitral Regurgitation. Circ Cardiovasc Imaging. in press.

 
2014年は20本近い論文が上梓できましたが,1st authorを担当した論文の中でトリを務める論文です(掲載は来年だったりしますが).
無症候性の中等症~重症僧帽弁逆流および大動脈弁逆流の自然経過を心エコー図検査で評価した研究で,逆流量で評価した重症度が,左室のサイズおよび収縮能の低下と関連することを示しました.
 
Mixed model解析など,色々と勉強になったことを覚えています.当初JACCに投稿すると,JACC imagingならprovisional acceptという期待を持たせてくれる返答だったので,そちらに移動して戦うことに.当初5年のフォローと記載していたのですが,フォローの人数が少ないので3年に削れとの指示をもらったりして,ドキドキしながらreviseをしたことを覚えています.
 
Onlineになった翌日に,Journal紹介サイトに批判を含め掲載されるなど,物議を醸しだしそうな論文になりそうで,それはそれで嬉しかったりします.
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